どうも!ぎたぺん(Twitter)です!
今回は、KORG のラックチューナー Pitchblack Pro についてレビューしていきたいと思います。
目次
1. チューナーを買うまでの経緯
実はワタクシ、これまで数々のチューナーを使ってきましたが、イマイチ”これだ!”と思えるものに出会ってなかったんですよ。
ギターのチューナーというと、クリップチューナーとかコンパクトペダル型のチューナーとかをよく見かけますよね。
でも、クリップチューナーって付け外しが面倒ですし、つけっぱなしだとちょっとダサい。
ペダルチューナーも、エフェクターボードがに床にあるので角度によっては屈んだりしないと見にくいですし、目と床と距離があるので表示も小さく見えてしまいます。
このようなことがあって、僕はいつもインターフェースに搭載してあるチューナーを使っていました。
以前レビューしたこともありますが、IK MULTIMEDIA の AXE I/O というインターフェースです。
詳しくはこちらご覧ください↓↓↓
上記の記事では、”意外と使える!”とコメントしてますが、最近そうでもなくなってきまして・・・
確かに、インターフェースは手元にあり目線も同じで、TUNER ボタンを押すだけなので全くストレスなくチューニングを開始できるのですが、いかんせんピッチを合わせにくいんです。
これは仕方ないことなんですが、インターフェースに物理的に搭載している以上、スペースの問題で表示を小さくせざるを得ません。
表示が小さいだけなら目との距離も近いので全然構わないんですが、ピッチが「低い/合ってる/高い」の3つの状態しかわからないんです。
だから、”どれくらいずれているのか”がわからず、ペグの回し具合も判断しにくいんですよ。
耳でどのくらいずれているかある程度はわかりますが、それでもやっぱり正確なズレ量の情報が欲しいですよね。
そんなこんなで、いろんなチューナーを使っては「う~ん」と唸る日々を過ごしていました。
なので、そんな生活についに終止符を打つことにしたというわけです!
2. 機能紹介
Pitchblack Pro には以下の機能があります。
ギター/ベースのハイインピ入力に対応した INPUT1 がフロントパネルに、ラインのローインピ入力に対応した INPUT2 がリアパネルにあり、使う楽器やルーティングによって使い分けられます。
ただし、INPUT1 使用時は INPUT2 が使えません。
要するに、どちらか好きな方を使ってね、ということです。
フロントパネルにあるMUTE端子にフットスイッチを接続し、MUTEをオン/オフできます。
ラッチ式のスイッチなら何でもOKです。(例:BOSS – FS-5L)
特に珍しい機能ではないですし、エフェクトボードのスイッチャーやボリュームペダルで同じことができますが、無いよりはあった方がいいですね。
これはどのチューナーにもついている機能です。
439 – 445Hz まで対応しています。
あって当然の機能は手堅く押えていますね。
レギュラーモード、ストロボモード、ハーフストロボモードから選べます。

いわゆる普通のチューナーです。

ピッチのズレている方向に流れるように動きます。
ピッチが高い場合は右方向へ、低い場合は左方向へ流れます。
流れが止まればピッチが合っているということです。

ストロボモードの片側表示バージョンです。
高い場合は右側に、弾く場合は左側に流れが表示されます。
なお、流れの動き方はストロボモードと同じです。
これがこの製品一番の特徴でしょう!
ゲーブルがちゃんと導通しているかチェックすることができます。
そのやり方は、[INPUT1端子]と [CABLE CHECK 端子]を繋ぐだけ。(あらやだ簡単)
導通している場合はこんな風に CABLE CHECK 端子 の左側にケーブルのマークが表示されます。
一方、ケーブルが導通していない(断線している)場合はこんな風にケーブルマークの下にバッテンが表示されます。
この機能、いざという時ほんとに便利ですよね。
ライブはやはり機材トラブルが付き物。
いざというトラブルの時に、その原因特定において活躍してくれそうです。
ケーブルの断線が原因じゃなかったとしても、それが原因ではないということが瞬時にわかるので、特定にかかる時間が削減できますね。
こういうちょっとした親切機能、すごくいいと思います。
こちらも CABLE CHECK と同じ親切設計です。
この製品にはラックマウントをするための耳も付属していますが、その耳の付ける位置が2通りあるんです。
まずは普通にマウントする位置。
続いて、耳をボトム下に取り付けて台座として使用できます。
あらやだ親切設計。
細かな気遣いに心がジーンとします。
3. 注意点
さてさて、前項では Pitchblack Pro の特徴を紹介してきましたが、一点だけ注意点があります。
それは、オンしないと音が出ないという点です。
普通のエフェクターみたいにオフの時もスルーしてくれるのかと思いきや、音が出ません。
バッファーを回路を通ってローインピ出力しているため、バッファー回路に電源を供給してあげないと音が出ないのでしょう。
だとしても、バッファー回路のスイッチとチューナーオンスイッチを連動させる必要はあったのか・・・?
というわけで、ギターを弾くときは常にチューナーオンしている状態になります。
ですが、ラックシステムを組むような機材オタクギタリストたちは光り物が大好きなので、綺麗な青色LEDが光っている分には何も問題ないでしょう!(偏見)
4. まとめ
今回は、KORG の Pitchblack Pro のレビューをしてきました。
まず使って一番最初の感想は、「見やすっ!」でした。
確かに場所はとりますが、DTM環境だとある程度スペースに余裕がありますし、デスクによってはマウントもできるので、特にこれといったデメリットもなし。
それよりも、とにかく青色の立体LEDが綺麗で見やすいです。
これで毎日にチューニングが楽しくなる(?)こと間違いなし!
こういう毎回必ず使う機材こそ、ちゃんといいものを選びたいですね。
ちなみに、サウンドハウスで約7000円というリーズナブル価格です!
DTMギタリストのみなさん、これは買いですよ!!
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