こんにちは、ぎたぺんです。
こちらの記事でプライベートスタジオを作った報告をしましたが、今回はその整備に使ったアイテムを紹介しようと思います。
紹介するアイテムは以下です。
1. 吸音材
部屋の反響を抑え、モニター環境を整えるのが目的です。
スタジオなのでこれは必須ですね。
今回使用した商品はこちらです。
僕のスタジオは6畳の広さで、壁4面を埋め尽くすため大量に購入しました。
(実際はスピーカーの背面、正面、側面だけに貼れば十分効果は見込めますが、せっかくプライベートスタジオを手に入れたので見栄えも意識して4面全て貼りました)
結局24枚セットを合計13個購入し、6万5千円ほどかかりました。
あくまで僕の考え方ですが、吸音材の性能において材料もある程度は影響するのでしょうが、厚み(ジグザグの深さ)が支配的だと思っています。
そのため、ある程度の厚みを確保できて、かつ値段も抑えられるということでこちらの商品を選択しました。
(ちなみに、サウンドハウスで売っている高めの吸音材で壁4面埋め尽くす試算をしたら数十万円かかります…)
とはいえやっぱり安いため効果があるか少し心配でしたが、実際にリビングや廊下と比較すると明らかに反響が抑えられていて、音が音源から聞こえてくる感じがします。
十分効果はあると言えると思います。
吸音材の厚みが厚いほど(ジグザグが深いほど)低い周波数まで低減させることができます。
吸音材の吸音率を1とするには「対象周波数の波長×1/4の厚さが必要」と言われています。
この理論*で単純計算すると、5cm厚の吸音材だと1.7kHz以上の周波数に関しては十分効果を見込めるということです。
こちらのサイトに詳しく書かれていますので是非参考にしてみてください。
*実際には部屋の形状や吸音材の形状など様々な要素が影響しますので、必ず理論通りの効果が得られるわけではありません。
2. 突っ張りパーテーション
ギターやケーブルなどを壁掛けするために購入しました。
こちらの商品です。
ギタースタンドを使うと床面積を圧迫してしまうので、このように壁掛けにするとスペースを有効活用できます。
(僕の場合は60cm幅のものを2つ横並びに使っています)
今回購入した商品以外にもディアウォールなどを使えば同じことができますが、メッシュワイヤーだと木材をカットする手間もかからず使いやすいのでおすすめです。
また、僕のスタジオは黒系の色味で統一しているので、雰囲気を合わせやすいのもポイントです。
この商品はメッシュ部分を中心に上下に棒を突っ張って固定します。
下の写真のように下に何か置きたい場合は、メッシュ部分を少し上にずらして下側の棒を長めに突っ張ると良いです。
ただし、あまり片側の棒が長すぎると安定性が低下すると思うので、やりすぎないように注意してください。
また、この商品は耐荷重6kgなので安全に使うなら掛けるギターは一本までにしてください。(ギターの重さはおよそ3-4kg)
と言いつつ僕はギターを2本掛けていますが、もし2本以上掛ける場合は自己責任でお願いします。
(2024年6月時点で設置後3ヶ月経過していますが、今のところ突っ張り強度は落ちておらず倒れる気配もないです)
3.ギターハンガー
先述の突っ張りパーテーションのメッシュ部分に取り付けるギターハンガーです。
これがないとギターを掛けられません。
ギターハンガーと言えばみんな大好きハーキュレスです。
バネの力でワイヤーを挟んで固定します。
11cmまで開くのでほとんどのメッシュワイヤーに対応しています。
また、真ん中に溝が空いているため2マスを跨ぐように挟めば横方向にずれないのでより安心かと思います。
僕はエレキギターしか弾かないのでショートタイプを購入しました。
レビューにもありますが、ショートタイプでもアコギを掛けられるようです。
(念の為所有しているアコギの厚さを測って本当に大丈夫か確認してから購入しましょう)
4. スチールラック
サイドテーブル的に使うために購入しました。
僕の場合は、キーボード、アンプヘッド、エフェクターボードを置きたかったのと、ラックの上にギターをかけるスペースを確保したかったので背の高くない3段のものにしました。
こちらの商品です。
アンプを置きたいので十分な強度(耐荷重)で横幅のあるもの、棚の高さを可変できるもの、スタジオの雰囲気に合うもの、という条件で探した結果この商品に辿り着きました。
よくあるメッシュ状のラックだと、アンプの足がメッシュの穴にはまってガタ付きそうだったので平らなものを選びました。
サイズについてですが、まずは置きたいもののサイズを調べてみると・・・
49鍵キーボード(現在使用中) | 100Wアンプヘッド(将来的に買う予定) | エフェクターボード(現在使用中) | |
横幅 [cm] | 82 | 70前後 | 56 |
奥行 [cm] | 26 | 25前後 | 34 |
多少のはみ出しは許容するとして、横幅80cm、奥行30cmが僕の場合は理想でした。
散々探し回ったのですが、結局理想ドンピシャのものは見つからず、横幅80cm、奥行40cmの本商品を選びました。
以上が僕のプライベートスタジオの整備に使ったアイテムたちです。
一応現時点で完成はしているのですが、将来的に買う電子ドラムのために床一面に防振マットを敷きたいと思っています。
敷いた際はまた記事を書こうと思います!
それではまた。