どうも!ぎたぺん(Twitter)です!
今回は、IK MULTIMEDIA の 最新オーディオインターフェース、AXE I/O Solo を調査していきます!
この製品、僕的にちょっと思い入れがありましてね。
と言うのも、僕の普段使用しているインターフェースは、去年のNAMMで発表された、本製品の上位モデル AXE I/O なのです。
思い入れどころか、現在進行形でガッツリ使ってます。笑
AXE I/O は去年のNAMMで発表されて以来かなり話題を呼び、ギタリストに特化したハイエンドインターフェースとして確固たる地位を築きました。
んで、その下位モデルに位置づけられるのが AXE I/O Solo というわけです。
下位モデルと言っても、主な違いは入出力系統だけなので、イメージ的には”コンパクトモデル”というのが正しいですね。
では早速、具体的にどこがどう違うかを見ていきましょう!
・・・の前に、AXE I/O については以下の記事でまとめています。
事前に読んでいただくと、これからの話が分かりやすくなると思いますので、是非ご一読ください↓↓↓
(すでに知ってるぞ!という方はスルーしてくださいな)
・・・読んでいただけましたか。
ではこれを踏まえた上で、AXE I/O と AXE I/O Solo の違いを見ていきましょう。
まず、こちらの画像をご覧ください。
上が AXE I/O、下が AXE I/O Solo です。
見た目の雰囲気は全く同じですね。
続けて背面もどうぞ。
かなりコンパクトになりましたよね。
ざっくり2/3くらいでしょうか。
そして、画像からもわかる通り両者の違いは以下です。
ひとつずつ詳しく解説していきます。
一部省略という不自然な書き方をしたのには理由があります。
まず、上位モデルの AXE I/O は 2IN です。
そして、Solo も2IN です。
・・・あれ?どういうこと?
そうなんです、実は INPUT 数は全く同じなんです。
何が違うかと言うと、それぞれの端子が対応している入力ソースに制限があるということ。
AXE I/O は、INPUT1 も INPUT2 も、INST/LINE/ MIC すべてに対応しています。
ギターやベースを繋ぐ場合は、パネル前面の 1/4フォーンジャック(標準ジャック)に、キーボードのラインアウトやマイクを繋ぐ場合は、背面のコンボジャックに挿入します。
見かけ上の端子数は4つですが、標準ジャックとコンボジャックは2つで1セットになっており、繋ぐ入力ソースによって自動的に切り替わるようになっています。(両方のジャックに接続すると標準ジャックが優先されます)
ちなみに、何故わざわざ端子を分けているかと言うと、INST IN の標準ジャックと LINE IN の標準ジャックは、回路的に仕様が異なり、入力インピーダンスも違うからです。
(INST IN はギター/ベース に、LINE IN はキーボードなどの LINE OUT に最適化されていると思ってください)
一方、Solo の方は、INPUT1 は標準ジャックのみ、INPUT2 はコンボジャックのみとなっています。
入力数こそ同じですが、それぞれの入力端子で受けられる入力ソースが異なります。
例えば、INPUT1 にギターを、INPUT2 にベースを、なんてことはできないので要注意です。
ただ、AXE I/O のユーザーのほとんどは、両方の INPUT 端子に同じ種類の入力ソースを接続するなんてことはしないと思います。
なぜなら、ユーザーのほとんどは AXE I/O の大きな特徴である AMP OUT 端子を用いたリアンプを行うからです。
INPUT1 にはギターを直接繋ぎ、AMP OUT から出した信号を、アンプやエフェクトを通して INPUT2 に入力する、という使い方が一般的です。(というかこれが AXE I/O のおいしい使い方です)
もちろん、僕もこのように使っています。
つまり、そもそも INPUT1 の MIC/LINE INと INPUT2 の INST IN はほぼ使いません。
そのため、Solo の “INPUT1 は標準ジャックのみ、INPUT2 はコンボジャックのみ” という仕様でも全くもって困らないのです。
もちろん、AXE I/O の方が接続できる入力ソースに制限がないため汎用性は高いですが、”AXE I/O を使うユーザー” にとっては、Solo の端子仕様でも全く問題ないでしょう。
これはもう文字通りで特に補足はありません。
スピーカーシステムにこだわっている方は、2セット(計4つ)のスピーカーを駆使してミックス作業を行ったりしていますが、まあ普通に使う分には1セットで十分ですよね。
というわけで LINE OUT は 2ch に削減されています。
はい、以上です。
これはシンプルに便利ですね。
ただでさえ配線がごちゃごちゃしがちなDTMデスク周り。
1本でもケーブルが少なくなるのは嬉しいことです。
ただし、ひとつだけ注意点があります。
バスパワー駆動製品を複数使用すると、機器への電力供給が不安定になって、PC側で機器の接続を検知できなくなることがあります。
それを避けるために、USBハブは電源付きのものを使いましょう。
これに関しては賛否が分かれるかもしれません。
元々 AXE I/O にはパネル前面にチューナーがついていました。
それが、Solo ではなくなっています。
個人的な意見ですが、これは正解だと思います。
AXE I/O が発表された時、”インターフェースにチューナーいいね♪” なんて思ってましたが、いざ使ってみると使いにくさしか感じませんでした。
まず、スペース上仕方ないのですが音名表示が小さい。
そして、”ピッチが合っているか/高いか/低いか”の表示しかないので、“どのくらいずれているか”がわからず合わせにくいのです。
余りにも使いにくいので2,3回しか使っておらず、結局ラックチューナーを買ったので今となってはもはや装飾と化しています。
人によっては便利と感じる方もいるでしょうが、個人的には要らない派です。
実際に開発チームも要らないと思ったから削除したのでしょう・・・
チューナーをなくして小さく安くする、という判断は正解だと思います。
まとめ
AXE I/O と AXE I/O Solo
こうして違いを見てみると、Solo は筋肉だけ残して脂肪をそぎ落としたボディビルダーかのようにも思えます。
本当に必要な部分に注目し、それ以外を省いて省サイズ化、値段も抑えています。
IK MULTIMEDIA の公式オンラインショップ情報だと、AXE I/O は約$345、AXE I/O Solo は約$245 なので、1万円以上安い価格設定となっています。
AXE I/O 直系の高品位インターフェースがこの値段で手に入るなんて・・・
ギタリスト/ベーシストのみなさん、これは“買い”ですよ!
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